映画「STOP」キネカ大森で公開中!

JR大森駅前の西友の5Fにあるキネカ大森で、原発問題をテーマにした映画「STOP」が5/14(日)から上映に!

ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2016で公開されて以降、日本での劇場公開が困難と言われ続けた社会派映画「STOP」。原発問題というタブーを世界的に有名な韓国の鬼才「キム・ギドク」監督が、弱者の立場に立脚し、独自の目線で鋭く描いた衝撃の韓日合作の映画。その衝撃的な内容が世界各地の映画祭で物議を醸したが、製作後2年以上の月日を経て、原発事故から6年を迎えた今年、遂に日本の劇場スクリーンに登場!

予告編 https://youtu.be/36pdwYnHapQ

初日の上映後、出演俳優による舞台挨拶では、観客との質疑応答や撮影の裏話まで語られ、本作を通して身近な社会課題を考える機会となった。スクリーンと観客の境界線が全く存在せず、福島原発事故という私たち日本人が対峙しなければならない課題を真正面から映し出すのも特徴的で、全編に渡りキム・ギドク監督の真摯で熱い思いがほとばしる。

映画「STOP」初日舞台挨拶 2017.05.17 キネカ大森

「世界に約500基の原発があります。それは、核爆弾500個が常に爆発を待機させていることを意味します。今後、それが更に1000個増えるのです。私は未来の私たちが生きる安全な地球を願い、この映画を製作しました。」

そう率直に語るキム・ギドク監督。そこには人類だけでなく、自然と万類に対する畏敬の念と愛が感じられる。科学技術が最先端となる現代において、真の意味で私たちの幸せとは何か?と突きつけるものの、決して日本の原発事故に対しての恨みや非難を描くものでもない。

キム・ギドク監督

監督からのメッセージ:
私は、日本に友達がすごく多いのですが、みなさんとても良い方で優秀です。でも、日本と韓国は、過去の不幸な歴史の為に、あまり仲が良くない状況です。そんな中で作った、今回の「STOP」ですが、これは韓国人だとか日本人だとか、そういったことは関係なくて、人類の安全の問題だと思っています。そして、6年前の3月11日にはたくさんの方が亡くなりました。亡くなった方のご家族のことを考えると、非常に心が痛みます。そして、原発の問題は、終わっていません。終わっていないどころか、これからも、どんどん深刻なことになっていくかもしれません。世界中の技術者を集めてでも、早く自然な状態が戻ってくるようなことになればいいなと思っています。

本作は、「キム・ギドク」氏が自ら単独来日して「監督・撮影・照明・録音」を全て一人で担当し、撮影に臨んだ。そのシンプルかつ新しい撮影技術方法が話題となっているが、キム・ギドク監督自身は工場労働者だった経歴を持つ。30才以降に映画製作に開眼、そして独学で映画製作を学び、世界3大映画祭であるベルリンで監督賞(‘04)、ベネチアで監督賞(’04)、最高賞(‘12)を受賞するなど、国内外の映画祭での評価は高い。

監督・撮影・照明・録音を一人で担当するキム・ギドク監督

劇場公開での収益について、監督自身の収益は被災地である福島と熊本の被災者のために寄付する予定とのこと。

大田区内のイベントや店舗などでもフライヤーが置かれる予定で、現在も協力先を募集中。

映画「STOP」フライヤー

キネカ大森での上映は、2017年5月26日(金)まで。

映画「STOP」(製作:2015年、韓国・日本)
監督:キム・ギドク
出演:中江翼、堀夏子、武田裕光、田代大悟、藤野大輝、合アレン
配給:Kim Kiduk Film / Allen Ai Film

第26回ゆうばり国際ファンタスティック映画祭
第20回プサン国際映画祭
第52回カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭
第20回ケララ国際映画祭

ストーリー:
2011年3月11日、東日本大震災。そして福島第一原発のメルトダウン。5km圏内に住んでいた若い夫婦は東京への移住を決意した。妊娠中の妻は放射能の赤ん坊への影響に不安を抱え、だんだん正気ではいられなくなる。そんな中、謎の政府の役人が現れ中絶を強引に促す。写真家である夫は、かつてのままの美しい自然や動物の写真を撮り、妻を安心させようと単身福島に戻ったのであったが、彼がそこで見たものは・・・。

 

【料金】
一般、大・専門 1,500円
高校生 1,000円
シニア 1,100円
TCG会員 1,300円

【劇場】キネカ大森

5/14(日)11:30~13:00、19:35~21:05

5/15(月)11:30~13:00、19:35~21:05

5/16(火)11:30~13:00、19:35~21:05

5/17(水)11:30~13:00、19:35~21:05

5/18(木)11:30~13:00、19:35~21:05

5/19(金)11:30~13:00、19:35~21:05

5/20(土)17:05~18:35

5/21(日)17:05~18:35

5/22(月)17:05~18:35

5/23(火)17:05~18:35

5/24(水)17:05~18:35

5/25(木)17:05~18:35

5/26(金)17:05~18:35

※ 5/14、5/17、5/18の19時35分からの上映後、出演者による緊急追加舞台挨拶が決定!

【取材協力】合アレン麻布塾

(文:Goodtranslation)