【雑色】永和産業にインタビューをしました。

2023年7月15日(土)、16日(日)に蒲田駅西口駅前広場にて、エシカル消費 ※を啓蒙する「エシカルフェス」が開催されます。

イベントに先駆けて、大田区タイムズではエシカルに関連する取り組みを行なっている企業やお店を取材しました。

※エシカル消費とは…地球環境や、人、社会に対して配慮されたものを購入・消費したり、またそのような商品。

今回は雑色にある「永和産業」の専務取締役・田中恵一郎さんにお話を伺いました。

大田区にある老舗の大豆卸売会社

永和産業は1954年創業の大豆卸売業を行っている会社で、豆腐屋をメインに加工業者へ大豆や食用油などを卸売しています。今回お話を伺った田中さんは会社の3代目です。

永和産業の大豆製品は通販サイトでも購入できます。

「大豆乾燥ミートは30年来のロングセラー商品で、鶏肉に似た食感です。調理のときはお湯で戻してから使います。タレに漬けて揚げて唐揚げのように食べるのがオススメですよ」

通販サイトでは大豆以外にも豆腐をおいしく食べられるオススメの食品も販売しています。大豆のPR活動にも取り組んでおり、近隣の小学校で教室を開くこともあるそうです。

「大豆に興味を持ってもらうために大切な活動です。米や果物と同じように大豆にも銘柄がありますが、ほとんどの子どもは知らないんです。銘柄ごとに見た目や味が違うんですよ」

自然栽培農家の大豆選別支援を行っている

永和産業では日本全国の国産大豆、カナダ・アメリカの輸入大豆を取り扱っています。また、日本の小規模農家の大豆選別支援も行っています。

「小規模の農家の方だと大豆の選別機を持っていないことが多いんです。手作業で大豆の選別をするのは大変なので、低価格でコンパクトな選別機の販売支援を行っております。ご依頼のほとんどが自然栽培・有機栽培大豆の農家さんです」

自然栽培の大豆は料理教室などに使われているそうです。

おからを有効活用したお茶を販売

永和産業はメーカーと協力し、おからを使ったお茶の販売に取り組んでいます。

「おからは大量に出るので、食用に使う量よりも捨てる量の方が多いんです。捨てるときは産業廃棄物として処分しています。そのおからを有効活用しているのが『つきじおから茶』です」

『つきじおから茶』はおからをパウダー状に加工し、乾燥させて水分を飛ばしてから焙煎しています。大豆イソフラボンが入っているのとノンカフェインなので、カフェインが苦手な方や小さなお子様、妊婦さんでも安心して飲めるお茶です。

実際に飲んでみるとほんのり豆腐の香りがして、やさしい味がしました。

専務取締役の田中さんよりメッセージ

「今まで弊社が取り扱ってきた大豆そのものや、大豆に関する取り組みがエシカルに結び付く事を改めて考えることができました。これからも大豆を通じて日本を元気にしていきたいです。

TwitterInstagram の公式アカウントで情報発信をしているのでぜひフォローしてくださいね。7月29日(土)には PiO PARK羽田で子ども向けのとうふ作り体験教室を開催する予定です」

会社名永和産業株式会社
住所大田区南六郷2-10-5
URLhttps://eiwa-soy.com/

この記事を書いた人

蒲田おにぎりちゃん

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